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貴重な天然系青色素として、幅広く活用
食用藍藻(らんそう)のスピルリナから抽出した、天然原料由来の青色素で色素たんぱくの一種です。有機溶媒ではなく、水で抽出された成分であり、その点が安全性が高いと言われる理由の1つです。自然の中では青色素が含まれる素材は少なく、鮮明な青色を呈するスピルリナ特有の成分であるフィコシアニンは貴重な天然系青色素として、幅広く活用されています。
フィコシアニンは現在注目されている成分である、フィトケミカルの一種です。
フィトケミカルとは、野菜などの植物が自分自身を紫外線などから守るために持っている成分で、優れた有用な作用があり、私たちの体の中でも同じような働きが期待されていると言われています。
人間に欠かせない炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルの5大栄養素に加え、第6の栄養素と言われる食物繊維。さらに「第7の栄養素」として近年注目を浴びているのがフィトケミカルです。
![貴重な天然系青色素として、幅広く活用](/wp-content/uploads/2023/12/phycocyanin2.jpg)
フィコシアニン性状
- 色調は鮮明な青色でわずかに青色蛍光を呈します。
- クチナシ青色と比較して、非常に鮮やかで明るい青色です。
- 粉末と液体の2タイプの製品があります。
![フィコシアニン性状](/wp-content/uploads/2023/12/phycocyanin3.jpg)
フィコシアニン使用方法
- 食品に対して0.01~0.1%程度の割合で添加します。
- 添加するタイミングは加熱工程後の60℃以下が適しています。
- 赤、黄色等の色素と適宜混合すると、紫色や黄緑色等の中間色を作ることができます。
![フィコシアニン使用方法](/wp-content/uploads/2023/12/phycocyanin4.jpg)
最近の研究ではフィコシアニンの有用性が注目
フィコシアニンを関与成分とし、最終製品を用いたヒト臨床試験で肌のバリア機能(保湿力)を高めて、肌のうるおいを守る機能が確認されました。その機能を活かして、機能性表示食品「フィコナ」が発売されています。「フィコナ」はスピルリナ由来のフィコシアニン配合の機能性表示食品としては国内初となります。それ以外にもフィコシアニンの様々な研究が進められ、有用性が注目されています。
![最近の研究ではフィコシアニンの有用性が注目](/wp-content/uploads/2023/12/phycocyanin5-3.jpg)
![最近の研究ではフィコシアニンの有用性が注目](/wp-content/uploads/2023/12/phycocyanin6.jpg)
フィコシアニン 天然着色料としての活用事例
幅広い食材に対して青色の天然着色料として活用されています。- 冷菓:アイスクリーム・アイスキャンディー・ジェラートなど
- 製菓:ゼリー・ケーキ・ガム・グミ・キャンディ・チョコレートなど
- ドリンク:清涼飲料、スムージー、アルコール、カクテルなど
- 和菓子:練り切り、団子、餡・寒天など
- 焼菓子:クッキー・マフィン・ドーナッツなど
- その他:アイシング・パン・巻き寿司・麺類・わさびなど
![カップケーキ](/wp-content/uploads/2023/12/phycocyanin7.jpg)
![アルコール](/wp-content/uploads/2023/12/phycocyanin8.jpg)
![チョコレート](/wp-content/uploads/2023/12/phycocyanin9.jpg)
![アイシングクッキー](/wp-content/uploads/2023/12/phycocyanin10.jpg)
![スープ](/wp-content/uploads/2023/12/phycocyanin11.jpg)
![フード](/wp-content/uploads/2023/12/phycocyanin12.jpg)