「スピルリナ青」って、「スピルリナ」とは違うの?
スピルリナは、50種以上の健康・栄養成分をもつ栄養価に優れた食品で、世界からも注目されているスーパーフードのひとつです。また、そのスピルリナに含まれている代表的な成分としてスピルリナ青(フィコシアニン)がありますが、スピルリナとスピルリナ青の違いをご存知でしょうか?
INDEX
栄養素が豊富なスピルリナ
スピルリナは、スーパーフードという概念が生まれたアメリカで一般的認知度が高く、スーパーフードの代表格といえるでしょう。「スーパーフードの王様」と呼ばれることもあるほど栄養価に優れた食品で、美と健康に意識の高い人たちから着目されています。スピルリナには、5大栄養素である炭水化物、脂質、たんぱく質、ミネラル、ビタミンをはじめ、第6の栄養素といわれる食物繊維、抗酸化作用が期待されている色素など、50種類以上の成分が含まれます。
スピルリナは、細胞壁が薄くて壊れやすいので、体内への消化吸収率が95%と高く、少量でも効率的に利用されやすいことが選ばれる魅力です。さまざまな栄養素をバランス良く摂取できるため、食生活が偏りがちな人、健康的にイキイキと過ごしたい人に選んでいただきたい食品です。そんな多くの栄養が含まれるスピルリナの特徴といえるのが、色素のひとつである「スピルリナ青(フィコシアニン)」です。
スピルリナ青とは?
スピルリナには、大きく分けて次の3つの色素が豊富に含まれており、これらが混ざることで、スピルリナ特有の濃緑色を示します。
- クロロフィル(葉緑素):緑色を示す
- カロテノイド系色素(β-カロテン、ゼアキサンチンなど):黄色を示す
- スピルリナ青(フィコシアニン):青色を示す
このうち、スピルリナ青(フィコシアニン)は、スピルリナに含まれる代表的な色素たんぱく質です。スピルリナは、自分自身を太陽の紫外線などから守るためにフィトケミカルという成分をもっています。フィトケミカルは、色素、香り、苦味などの野菜や果物に含まれる化学成分の総称のことで、私たちの体に良い作用をする成分であることが明らかになってきています。そのひとつが抗酸化作用です。
スピルリナ青(フィコシアニン)は、スピルリナにしか存在しない色素で、鮮やかな青色を示すことから、天然由来の青色素として利用されています。とくに食品の分野では、冷菓・氷菓・ガム・キャンディーなどの見た目を良くしたり、いろどりを加えたりすることで、SNSでも話題になっています。
また、スピルリナ青(フィコシアニン)は抗酸化力が高いことから、健康食品素材としても注目を集めています。スピルリナ青(フィコシアニン)は、食べ物のいろどりを加えたい人、若々しさを保ちたい人などにおすすめです。
スピルリナやスピルリナ青を食生活に!
スピルリナとスピルリナ青について、おわかりいただけましたか? 健康を保つには、毎日の食生活のバランスがとても重要です。食生活を振り返り、毎日摂りたい栄養価の高い「スピルリナ」と、高い抗酸化力が期待できる「スピルリナ青」をみなさんの健康づくりにお役立てください。